開業16周年記念タンゴコンサート

クレールレジデンス桜台では10月18日土曜日、
バンドネオン・ヴァイオリン・ピアノのトリオという贅沢なコンサートで
開業16周年をご入居者とお祝いしました。

ご出演は
【ヴァイオリン】専光 秀紀(せんこう ひでき)様、
【ピアノ】三枝 伸太郎(みえだ しんたろう)様、
そして今回の編曲も手掛けた
【バンドネオン】鈴木 崇朗(すずき たかとき)様。
タンゴミュージックの第一線でご活躍されている方々です。

MCも務めた鈴木様はバンドネオンの説明もしてくださいました。

右に38個、左に33個あるボタンは音階とは無関係な配列で
同じボタンなのに蛇腹を押すときと引くときで音が異なるという
とても覚えられそうにない複雑な構造の楽器です。

時に歌い、時にパワフルなヴァイオリン
ダイナミックなグリッサンド、華やかで美しいピアノ
胸の奥底にまで響くバンドネオン…

アルゼンチンタンゴ、コンチネンタルタンゴに、新時代のタンゴ。
シャンソン、ジャズスタンダードナンバー、ミュージカル映画音楽、と
お三方の演奏で時空を超えた世界旅行を楽しみました。

日本に第一次タンゴブームが巻き起こったのは戦後復興期の1950年代。
若き日のご入居者も夢中になられたことでしょう。

次にブームとなったのは1990年代、
アストル・ピアソラによる『新時代』のタンゴは衝撃的でした。

いつの時代もタンゴのメロディーとリズムは胸に迫るものがありますね。

身を乗り出し、体でリズムを取り、腕組みしながら目を閉じて…
お聴きになりながらご入居者それぞれの胸に
大切な思い出が蘇っていらっしゃるようでした。

「ブラボー!」と喝采の上がったコンサートの後は
CD販売会も開催されました。

「素晴らしかった!!」と興奮冷めやらぬご入居者が次々とお求めになり
演奏者様は笑顔でサインに応じてくださいました。

「若い時によく聴いた、懐かしかった」と声を掛けるご入居者のお姿もありました。

専光様、三枝様、鈴木様、
夢のような1時間のコンサート、
情熱的かつ繊細な素晴らしい演奏をありがとうございました。

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