11月13日、(財)グランクレール文化基金主催の『狂言会』で
【棒縛(ぼうしばり)】と【神鳴(かみなり)】を鑑賞しました。
初の全住宅合同企画であり、チャーターした大型バスあるいは電車で
事前お申込みの方々が渋谷セルリアンタワー『能楽堂』に集合しました。


『能楽堂』に一歩入ると
吹き抜けの空間に大きな屋根、鏡松の緑と木戸口の青竹が目を引く本舞台。
三本の松を両側に従えた橋掛かり、その奥に象徴的な五色の揚幕。
檜の香の漂う静謐な空間が広がっています。

開演前に『狂言』について茂山千五郎丈からお話がありました。
建物内に屋根があるのは『大相撲』と『能舞台』だけ、
面をつけ視野が限られた演者に、舞台の柱は目測となり不可欠である、など
興味深く、これから始まる演目に期待が高まります。

昨今、狂言を鑑賞する外国人観光客も多いそうですが
日本語がわからなくても【中世のコメディー】は伝わるそうです。
滑稽さやおかしみは時代や民族・言語を超えて普遍的なのですね。

客席のあちらこちらから聞こえた笑い声は、次第に大きな笑いの渦になり
朗々とした謡、面をつけても大きく良く通る声に圧倒されました。
皆様、とても良い時間を過ごせたと満足そうに席をお立ちになりました。

今回、クレールレジデンス桜台の大型バスご利用の方々は、住宅からの送迎車に乗り
往路はグランクレール青葉台で、復路はグランクレール青葉台二丁目で
バスとの乗り継ぎを行い、同乗した両住宅の方々とバス旅気分も楽しめました。

両住宅の皆様にはお世話になりました。
また交流の機会があると良いですね。
