アクアリウムが桜台に来て、20日ほど経ちました。
『これが有ると無いとでは大違い!』
アクアリウムのある光景も、すっかりお馴染みになりました。
送迎バスを待つ間や、お出掛けから戻られた足で
アクアリウムに立ち寄られるご入居者様。
声を掛けてみたり、トントンとガラスを叩いてみたり。
『こうすると寄ってくるのよ、可愛い!』
『あらちょうど自動給餌の時間!』
『この中に10種類もいるんだね、この魚が〇〇かな?』
支配人も加わり、写真を見ながら名前当て。
『いやあ、なかなか難しい!』
大きく重いレンズを装着し、ベストショットを狙う方。
その様子を興味津々で見入る方。
ご入居者様の間に自然と会話が生まれます。
熱帯魚を飼育したことのある方々が
それぞれの経験や思い出を語って下さいます。
『子供が小さい頃グッピーを飼っていたよ』
『主人が好きで世話をしていたわ』
『我が家の水槽は小さかったけれど、それでも手入れは大変だった』
その横顔は皆お優しく
今は亡きご主人や、まだ幼かったお子様の姿が
水槽の向こうに浮かんでいるご様子です。
夕食前の和やかなひととき、スタッフとの会話も弾みます。
『きれいね、眼が潤うわ』
『今日はまだ見ていなかったから見に来たわ』
ラウンジにゆったり流れるジャズピアノ
アクアリウムがひときわ映える黄昏時です。